雲南丹参は海抜1800~2500メートルに分布する耐寒性の宿根草で、中国で一番古い生薬の書物である『神農本草経』にも掲載されていますが、時代が下るに従いよく用いられる傾向があり、血の道と呼ばれていた月経不順や肝臓病、胸痛・腹痛などに用いられます。
また、心筋梗塞、狭心症の特効薬として中国で近年よく用いられる「冠心II号」の主薬として用いられています。
主用成分 :タンシノンⅠ、ⅡA、ⅡB、クリプトタンシノン、タンシノール Ⅰ、Ⅱ
主な効能 : 強壮、鎮静、鎮痛、活血、駆瘀作用など
生理不順、無月経、頭痛、腹痛、血管拡張作用、血流改善などに用います。